更年期障害は、40~50代の女性に起こりやすい症状で、主な原因は閉経によって女性ホルモンが減少することとされています。症状のほとんどが不定愁訴といわれ、天気や環境の変化によって不快な症状や痛みの個所が変化するなど、原因不明で一定しないのが特徴です。頭痛、肩こり、のぼせ、イライラなど個人差が大きく、ひとりでいくつもの症状を訴えるケースがほとんどです。
整体では、女性ホルモンの減少をからだがうまく受け入れられないために、更年期障害の体温調節の変調などさまざまな症状が起こると考えます。更年期は、女性ならば必ず越えなければならないハードルですが、からだが硬直して柔軟性のない場合は更年期障害という形でからだに不調が起きてしまい、このハードルを上手に越えられないのです。順応性さえあれば、簡単にそれに合わせてからだを変化させることができるのです。
なので今回は、更年期障害に効果的な、からだをゆるめる体操を紹介します、この体操が楽に行えるようになったら、更年期障害のさまざまな症状が改善されるでしょう。
(手順)
① あお向けに寝て両腕を伸ばしたまま頭の上まで上げ、床に着いたら手のひらを上にむけます。
② 手のひらを開いたまま「伸び」を行う。このとき足は、つま先を伸ばすのではなく、かかとを突き出すように伸ばします。(背中のまんなかを伸ばし、かかとをしっかり突き出してください)
③ 5秒ほど伸ばしたら、「ポン」と瞬間的に力を抜きます。
以上です。
①~③を3~5セットとし、一日2~3回が目安です。
かんたんなので、ぜひお試しください。