アトピー性皮膚炎の解消体操


今回の動画

アトピー性皮膚炎は、乳幼児に多く起こる症状で、皮膚が赤くじくじくした後にかさぶたになり、乾燥すると今度は皮膚がざらざらして硬くなってきます。その後激しいかゆみが起き、ひっかくとそれが傷になって、またじくじくしてくるという症状を繰り返します。

整体では、アトピー性皮膚炎を起こす人は、季節の変化や心理的なストレスなどに適応できず、その不安などが皮膚に異常をあらわす状態と考えます。これは、アトピー性皮膚炎が季節の変わり目の春と秋に発症したり、症状が重くなりやすいことでわかります。最近多いアトピー性皮膚炎の大人をみると本来、春に変化してゆるまなければならない腰椎の4番が硬直したままになっていて、変化を受け入れられない状態になっています。

なので今回は、アトピー性皮膚炎を改善するために、肺などの呼吸器系の働きを活発にする体操を紹介します。アトピー性皮膚炎を起こしている人は、炎症によって本来の皮膚呼吸ができないために肺に大きな負担がかかってしまい、硬直します。

そこで今回の体操を行うことによって、開いてしまった肩甲骨を正常な位置に戻し、鎖骨を上げて胸郭を広げる効果があり、肺の働きがよくなって呼吸器系を丈夫にします。

(手順)

① ひざ立ちし、お腹の前で両手のひらを上に向け、四指を組みます。親指は両方とも遊んだ状態です。

② 組んだ両手の四指とも指先を手のひらにつける気持ちで曲げ、第二関節どおしをはさむように組み合わせ、腕の力を抜きます。

③ 組んだ指を崩さないように、ひじを曲げないで、両耳に沿うようにしながら両手を真上に上げて伸ばします。(下がった肋骨が引き上げられる)

④ 上体が前かがみにならないようにひじを後方に引きながら腰をしっかり反らせ、組んだ両方の手のひら側を後頭部のくぼみ(延髄)にあてます。

⑤ ④の姿勢を崩さずにあごを引き顔をまっすぐ立てるようにして、腰をしっかり反らせながらひじをできるだけ後ろに引きます。(胸部を開き、肩甲骨が背中の中央に寄って、下がった鎖骨も上がる)

⑥ ⑤の姿勢を崩さないように、胸を張りながらひじをゆっくり小さく左右に傾けます。このとき、傾ける反対側のひじは後ろに引きぎみにします。(傾ける側の反対の大胸筋がよく伸ばされる)

以上です、朝、昼、晩の1日3回は続けてみましょう。

お試しください。


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