近くのものはよく見えるのに、遠くのものがよく見えない状態を近視といいますが、仮性近視はその名の通り、近視が一時的に起こった状態です。この症状はものを見るときに目を近づけ過ぎるため、近くにピントが合ったままの緊張状態が続くことで起こります。
整体では、目の異常は腰の異常、骨盤のゆがみから起こると考えます。つまり、本来の骨盤は左右のバランスがとれているものですが、右または左のどちらかが下がったり、開いてしまっているのです。さらに視神経を支えている首の部分の頸椎1、2、3番が下がっているのも特徴です。目は脳の状態が外にあらわれている場所でもありますから、脳が疲れることで仮性近視を起こすこともあります。
なので今回は、腰の異常を治す体操を紹介します。なおこの体操は、妊娠中の方は決して行わないでください。
(手順)
① うつ伏せに寝て、両足をできるだけ大きく開きます。
② 足を十分に開いた状態のまま、両足の裏を合わせます。
③ 足の裏を合わせたまま、かかとをお尻のほうに近づけます。(両ひざは十分に開くこと)
④ つま先を上に向けます。このまま2~3呼吸耐えます。
⑤ 腸骨に集まった力を逃がさないように、腕を床に沿わせて両手を頭の上のほうに伸ばします。
⑥ 腕を支えにして上体を起こします。
以上です、動画を参考にしながら毎日朝晩続けてみましょう。
このとき、ただ体操を行うだけでなく、ふだんの生活の中でも常に腰の部分を意識的に伸ばして、姿勢を正すよう心がけることも忘れないでください。