背骨を治して胆石予防


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胆石は女性に多くみられる病気で、その数はじつに男性の2倍にもなるといわれています。胆のうからは通常、胆汁という脂肪を分解するときに重要な分泌液が出ており、これは十二指腸を通って腸の中に排出されています。ところがこの排出がうまくいかなくなると、胆汁が胆のうの中にたまり、石のように硬くなります。これが胆石で、右の腹部に起こる、脂汗が出るほど激しい痛みで気づくことが多いようです。

胆石は、西洋医学では脂肪の多い食生活に問題があると指摘しますが、整体では精神的ストレスが胆汁の分泌を悪くさせる要因となって起こると考えます。重要な悩みをかかえていたり、睡眠不足が続いていたりすると発症しやすい点からも心理的な面が多くを占めているといえます。

今回は、胆のうにつながる神経叢を持つ背骨の胸椎9番の動きをよくする体操を紹介します。

この体操は、痛みで苦しんでいる人にはできないと思われがちですが、始めてみると痛みで硬直した部分がゆるみ、からだがだんだんと楽に動くようになってきます。

(手順)

① 足の親指が重なるように正座します。

② 上半身だけを後ろに倒して、太ももの前の部分を伸ばします。

③ ②の姿勢から背中とひざが床につくようにします。うまくできないときはひざを開閉したり、閉じたまま左右に振りながら行うとやりやすくなります。(体勢がきつい人はひざを開いてもいいです)

④ ③の姿勢のまま、お腹の上で手を組み、ひじを軽く伸ばします。

⑤ ④の状態のまま上げていきます。(ひじをできるだけ床につけるようにします)

⑥ 右手で左手首を引き、からだをわずかに右に傾け、左のわきの下の肋間(お乳の横あたり)を伸ばして、そのまま2~3呼吸耐えます。反対側も同様にして左右2回ずつ繰り返します。(このとき、できるだけひざが上がらないように注意します)

以上です。

体操を行うのと同時に根本的な原因となっている悩みの解消と、睡眠をたっぷりとることも心がけてください。


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