状態の事で、体の末端部である足や手、特に足に症状が出る人が
多く、足が重く感じたり、靴がきつくなったように感じてわかり
ます。
整体法では、むくみを一種の血行障害ととらえ、正常ならばスムーズに流れる血液や体
液、老廃物がとどこおり、心臓からもっとも遠い足にたまってしまうことで起こると考え
ています。これは、心臓が行うポンプの働きが衰えた状態とも、また腎臓や、肝臓の機能
が落ちているとも考えられます。
むくみは、立ちっぱなしで作業した夕方などに起こることがありますが、これも心臓の働
きが弱く、血液や体液の循環が悪い為に起こってくると考えられます。
むくみ解消に心臓の持つポンプの働きを助ける体操を行います。
足を前に出してくるぶしの周辺を持ちます。その状態でつま先を前後に動かすことによっ
て、足首を上下に動かします。
これを行うと、足首がしだいにゆるんで関節が広がり、たまっていた老廃物が肝臓や腎臓
でろ過・排出されます。こうして循環を良くするとむくみが出ている足先の老廃物が心臓
に戻り、むくみが自然にひいてきます。
また、むくみを取るには足首から下を温める事も効果的です。この部分浴を行うと、足の
先から循環が良くなってくるので、心臓の働きも活発にしてくれます。