今回は痔についてです。
痔は、肛門に起こる様々な病気の総称です。
症状としては肛門に無理な力がかかり、うっ血し腫れた部分が、
肛門の内側や外側に飛び出して痛みを生じるものや、硬い便で肛
門が切れて出血する裂肛などが多くみられます。
整体法では、肛門に起こるすべての症状は心臓の働きが衰えた事が原因と考えます。離れ
たところにある心臓と肛門の働きが深い関係にある理由は、全身に血液を送り出す役目を
果たしている心臓の働きが鈍くなると血流が悪くなり、遠く離れた肛門まで血液がうまく
運ばれなくなるからです。その結果、肛門周辺の血液がとどこおって、諸症状を起こして
しまうのです。
対処法は、心臓にかかわる胸椎4番という背骨が固くなってくるので、体操でゆるめま
す。
①膝立ちになり、両手を横に肩の高さまで上げ、胸を張ります。手の平は下向きにしま
す。この手の位置が胸椎4番に刺激が入ります。
②この状態から、指先を外に引っ張るように左右交互に動かし、背骨をゆるめます。あ
まり大きく動かさないで背骨を軸にして小さく交互に動かしてみて下さいね。
この部分がゆるむと心臓が活発になり、血液をうまく運んでくれることになります。
試してみて下さいね。