らかの負担がかかって起こると考えられています。
整体法では、本人の体の方に問題があったために首に症状が起こ
るととらえています。つまり、体は健康であれば、睡眠によって
休養を取るためにゆるもうとします。ところが体は異常があると、熟睡してからも体の一
部の緊張が取れないために、目覚めた時に寝違いの症状としてあらわれてしまうのです。
例を挙げると、食べ過ぎて体に異常を起こした時です。
これは、寝違いを起こした時に食欲がなくなることでわかります。つまり、食べ過ぎて過
労気味の胃などの消化器系統を休養させるために、首に不快感を起こして食欲をセーブさ
せているのです。この場合の寝違いは首を休めるだけでなく、胃も休めることが必要で
す。
さらに注意点は、首は人間にとってもっとも大事な頭を支えている場所ですから、むやみ
にいじってはいけません。硬くなった筋肉は、揉むことで一時的に柔らかくなり、こりが
とれたように感じますが、その後は揉む前以上に硬くなってしまいます。外部からの強い
刺激が繰り返されると、そこを保護するために硬直するので、痛みをさらに誘発してしま
います。蒸しタオルで温める方法と正座をして、そのまま仰向けになると消化が早まりま
す。体が固い場合はいけるところまででかまいません。是非、参考にしてくださいね。