胃痛、胃もたれ、吐き気、むかつき、胸やけ、膨満感。こうした症状があるにもかかわらず、病院で
検査などしても、3人のうち2人は「異常ありませんでした」と言われてしまいます。実はコレ、機能性
胃腸症と呼ばれる胃の疾患で、近年、とても患者数が増えています。原因がわからないうえに、
根本的な治療法もなく、病院から病院へとわたり歩いている人も少なくありません。この病気は
消化器内科の医師が内視鏡検査などをしても、潰瘍のひとつも見つかりません。病気の原因は
胃にあるのではなく、胃の運動をつかさどる副交感神経の異常にあります。つまり、自律神経の
異常による病気なので、消化器内科ではどうしようもないのです。まれに、困って心療内科を
紹介する傾向もありますが、心療内科でも根本的な治療には至りません。それを胃の裏にある
背骨から首にかけての細かい筋肉の異常という問題を解決することで、胃の運動をつかさどる
副交感神経、しいては自律神経を回復させ、その症状を改善する方向へ導いていくことが可能です。
おかしいな?と思ったら、病院で検査してもらうことは大切です。ただ、それで異常ありませんと
言われたら、こういうことも考えられるという参考の一つに加えて頂ければ幸いと思います。