盲腸になって手術した。
盲腸を放っておくと死んでしまう場合もある・・・
なんて事、皆さん聞いた事あると思うのですが、詳しい事はちゃんと知らない…
と言う方の為に、盲腸についてお話しさせてもらいます。
盲腸とは腸の一部を指す言葉で小腸と大腸の境目ぐらいにあります。
そして食べ物を消化する働きがあるのですが…
盲腸になって痛みが出るのは、実はこの場所ではありません。
???
となっている人も多いと思うのですが、盲腸の痛みは虫垂と呼ばれる部分の痛みなのです。
虫垂は直径が3~5ミリ程の細い袋状で
ここに物が詰まって腫れると虫垂炎=世間で言われる盲腸。
となるのです。
この虫垂、長年役割がわかっていませんでした。
しかし近年、
免疫細胞が沢山あり、腸内フローラを良い状態に保つ役割がある事がわかりました。
ここで問題になってくるのが、虫垂炎(盲腸)になった時にどのように処置するかなのです。
虫垂炎の状態にもよるのですが“手術”と“投薬”の2つの方法があります。
手術のメリットは再発しない、そのかわり手術後3年半は大腸がんのリスクが2倍になってしまいます。
投薬のメリットは免疫細胞が失われない事、そのかわりに再発率が10~35%あります。
どちらの場合でもメリットデメリットがあるので、上手く付き合っていく必要があります。
その点をお気を付け下さい。