キノコは私たちにとって馴染みのある食材で、日本には約2000種類以上のキノコがあると言われて
います。そのうち約50種類が中毒を起こすような毒キノコとして知られています。年間で100人以上
の中毒が発生しており、死亡者も出ています。食後、腹痛が出るという時は、状況として食中毒が最も
疑われます。症状は大きく分けて3つのタイプに分かれます。日本で1番多いのは胃腸炎タイプです。
これは食後30分~3時間程度で激しい嘔吐や下痢などの消化器症状を出します。なので脱水や
ミネラルの消失が起こることがあります。次にコレラ様タイプという致死率が1番高いものがあります。
6~12時間後に消化器症状が生じて、さらにその後24~48時間後、肝障害や腎障害、そして多臓
器不全へと進行することもあります。最後に神経系タイプと言うものがあります。下痢、嘔吐のほか、
食べて15~30分後、めまい、けいれん、興奮など様々な神経系の症状を起こし、数時間継続しま
す。どのようなキノコが中毒を起こすのかは厚生労働省のウェブサイトに画像と共に詳しく掲載されて
いますので、参考にして下さい。 →「こんなキノコが危険!」