50歳代までは男性患者が、やや多いと言われている脊柱管狭窄症は、60歳代を超えたあたりから
女性が多くなり、70歳代を超えると他の年代と比べて患者の数が倍以上も多くなっています。また、
高齢になるにつれて男性より女性の罹っている割合が若干、高くなっていることもわかってきました。
これは女性の、特に高齢に起こりやすい骨粗鬆症が影響している可能性があると考えられます。
現代社会の高齢者に多く見られ、歩行に支障をきたす脊柱管狭窄症は、寝たきりなど要介護の
要因になるとして懸念されています。決して軽く考えて欲しくない病気なのです。そういう事もあり、
繰り返しココに載せています。症状としては、立っていると痛みや痺れが起こり、歩くとそれらが強く
なります。また、症状が悪化すると寝ていても、それらが出てきます。特徴的なのは、じっと座って
いればそれほどでも無いのに、しばらく歩くと腰から足にかけて痛みや痺れが出てきて、ついには
歩けなくなるけれど、しばらくかがんで休むと楽になり、また歩けるようになるという症状です。
自分が少しでも、そういう感じになった事がある人は、医療機関に相談して下さい。