個人差はありますが、40歳を超えたあたりから、年を感じさせる動きや姿勢が増えてきます。足腰が
硬くなる、背中が丸くなる(猫背)などです。ナゼそう感じるかと言いますと、実は、年齢とともに進む
股関節の硬さが大きく影響しています。股関節の硬さは、本当の意味での老化を促進してしまう
のです。逆に、股関節の柔軟性を保つことが出来れば、老化を食い止め、若返りを促す大きな力に
なります。股関節が年齢とともに硬くなる原因は、股関節そのものより、股関節まわりの筋肉に
あります。筋肉細胞は放っておくと年とともに萎縮して小さくなります。筋肉が萎縮すると細胞の間が
あいてきますが、そこを穴埋めするように結合組織というものが増えてきます。結合組織は、もともと
細胞間にある硬く伸び縮みしにくい組織です。若い時は少ないのですが、老化とともに増えてくる、
いわばサビのようなものです。これが増えれば増えるほど、筋肉細胞のしなやかな伸び縮みが
邪魔されます。その結果、股関節が硬くなってしまうのです。 →「自分の股関節の硬さをチェック」