体のだるさの原因は、さまざまなところに
求められます。なかでも「だるさ」と聞いたき、いちばんに連想するのは腎臓に原因があ
るケースです。
腎臓の機能が低下し、たまった老廃物をうまくろ過・排出できなくなると、体がむくんで
だるくなります。だるさとともにむくみが見られるときは、腎臓の働きが弱くなっていな
いか、疑ってみましょう。
また、心臓の働きが弱まると、血流やリンパがうまく流れなくなり、老廃物がたまって、
だるくなることもあります。この場合、おもに足のむくみを伴います。寝ていてもだるい
ようなときは、心臓に原因があることが多いようです。膵臓の働きが弱くなったときに
も、だるくなります。糖尿病の人が訴えるだるさが、これです。ほかに、肝臓や肺の動き
が弱くなったときにも、体がだるくなります。
またストレスなどの精神的な理由から、体が、だるくなることもあります。ショックを受
けて動けなくなることがあるように、体にうまく力が入らないとき、人の体はだるさを感
じるのです。
このように、だるさのもとはいろいろあるのですが、精神的なものが理由である場合を除
けば、血液やリンパの流れがとどこおったため、全身に老廃物がたまることが共通してい
ます。
では、老廃物をどうやって排出するかですが、腎臓は胸椎の10番に関連しています。内
臓の機能を高めるために複合体操を行いましょう。
①正座から後ろに手をつきながら、ゆっくりと上体を後ろに倒していく。
②上体が床についたら、おなかの前で一方の手首を片手でつかむ。
③肘を軽く伸ばし、頭の上に腕をあげて、そこで、さらに腕を伸ばします
一度試して欲しいと思います。