長時間、同じ姿勢を続けたり、細かい手作業をしていると肩がこります。このとき肩のま
わりの筋肉や関節は硬直しており、血行も非常に悪くなっています。多くの人が経験する
不快な症状のひとつです。
また、食べ過ぎが肩こりの原因になることもあります。肩には僧帽筋という三角形の筋肉
がありますが、その上端は首から後頭部に、下端は胃の裏あたりにつながっています。
食べ過ぎで胃袋がふくらむと、僧帽筋が下に引っぱられ、まず背中の上の部分が硬直し、
次に肩や首が硬直して、最後には後頭部にまで硬直が及ぶのです。食べ過ぎと肩こりは一
見、関係がないようですが、筋肉のつき方をみれば、食べ過ぎで肩がこるわけが一目瞭然
にわかります。
肩がこっていて、食べ過ぎたなと思ったときには、腕三里をはじいてみましょう。胃の動
きがよくなって内容物の消化が進むので、早く楽になれます。
①親指のつけ根とひじの外側わ結んだ線上のひじ側、役1/4のところにある。
②腕三里をはさみ、力を加えたまま、小さく左右に4,5回動かし、はじく。
一度試して欲しいと思います。