飛蚊症に効果的な運動

目の前に小さな黒い点が見え、視線と一緒に動く状態を飛蚊症といいます。ま

るで目の前に虫が飛んでいるように見えることから、このような名前がつけら

れたようです。

眼球のなかには、硝子体というゼラチン質の透明な物質がつまっています。硝

子体は年をとるとだんだんにごってきます。そして、このにごりが網膜に影を

落とすため、目の前に黒い点のようなものが見えるというわけです。

白内障の前ぶれとして飛蚊症がおこることもあります。目の前に黒い点が見え

るようになったら、単なる加齢による生理現象だときめつけないでおきましょ

う。

さて、加齢に伴って起こる飛蚊症は、程度の差こそあれ、年をとれば多くの人

が経験するものです。しかし、なかには飛蚊症にならない人というのも存在し

ます。

たとえば、目を患ったことのある人は、意外にも飛蚊症にならないものです。

病気を克服して目が丈夫になったことに加え、目ヤニや涙をたくさん出して、

悪いものを流し出してしまったからです。

したがって、目の病気をしたことがない人でも、血液やリンパの流れがよくな

れば、よぶんなものがたまらなくてすみ、そのため、硝子体もにごらないとい

うことになります。ですから、飛蚊症の改善や予防には、眼球周囲の筋肉の血

行を良くすることが大切になります。

上頸の持ち上げで、上頸部の血行をよくしましょう。この体操は、眼球の後ろ

にある網膜の血行を促すのにも役立ちます。目が疲れたときにこまめに行なう

と、疲れ目や白内障の予防のためにも効果があります。

同時に目をグルグル回して眼球の動きをよくしておけは、さらに効果がアップ

します。

また、蒸しタオルを、閉じた目の上に当て、冷めたら取り替える処置を数回く

り返します。

目の上だけでなく、上頸部に当てても効果が得られます。どちらに当てても眼

球周辺部の血行が促進されますから、自分が「気持ちいい」と思う方に当てる

と良いでしょう。

上頸の持ち上げ

1.両手で軽く頭を支えて、親指に頭を乗せるようにして上を向く。

2.頭をゆっくりと小さく左右に動かす。

 

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