『空気を吸い込んで肺で酸素を取り込み、
二酸化炭素を血中から取り出して吐き出す』
呼吸という言葉からはこのようなイメージを連想される方が多いのではないでしょうか。
実は、呼吸はもっと体の隅々へと頭の先から手足の先まで浸透していくものなのです。
口や鼻から吸い込んだ酸素は肺で毛細血管から心臓へ送られます。
酸素はそこから、動脈を通って脳や内臓、腕や足など、体の隅々へと送られます。
その先で血管はどんどん細くなり、ついに酸素は細胞のすき間へ、
そして細胞内へと入ります。
細胞内へ入った酸素は、腸で吸収された栄養とともにエネルギーを生み出す原料になったり、脂肪やたんぱく質の分解を助けたりします。
その副産物として出てきた二酸化炭素が、再び毛細血管から肺へ戻り、血管から放出されて、体外へと出されるわけです。
これが、『呼吸』の本来のすがたです!
しかし、現代人のほとんどが上手く酸素を取り入れられず浅い呼吸しかできずに、それが習慣化し、不健康な状態になっています!
この本来の呼吸のイメージをもって深呼吸するだけでもいつもより質の良い呼吸ができます!
あとは姿勢を正して呼吸をすることで多くの酸素を取り入れることができます!
そこで、今回は姿勢を正しやすくするための簡単なからだのバランスを整える方法を
ご紹介致します!
1.仰向けになり、両腕を真横に伸ばし、両膝を立てます。
2.顔を向きやすい方へ向け、両膝をそれと反対方向へ倒します。
3.その状態で深呼吸を5回程度しましょう。
※先ほど説明した本来の呼吸のイメージでゆっくり行いましょう。
4.そして、顔、両膝を戻します。
5.次に今行った方と反対側に顔と、両膝を倒し同じように深呼吸を行います。
6.そして、顔と両膝を戻します。
これを交互に3セットずつ行ってください。
1日2~3回できると効果が上がります!
からだのバランスを整えた上で、
姿勢を正して呼吸すると
酸素がからだ中を巡り潤います!
健康なからだをつくっていきましょう!