今回は、咳や鼻水、倦怠感がつらい、、、「風邪」についてのお話です。
人がかかりやすい病気の1つとして風邪があります。
風邪の特徴は、咳や鼻水、発熱です。
咳、鼻水は喉や鼻の粘膜に菌やウイルスが進入して
炎症が起き、それを治すために出るもの。
発熱は、菌やウイルスをやっつける為に出てきます。
風邪だからと言って、咳が1日中出続けるかと思えば、
就寝中に出るパターンが意外と多くあります。
これは、肩甲骨のあたりにある背骨、特に胸椎1番から3番あたり
が自由に動けなくなっているから呼吸が浅くなります。
そのため、咳を出すことで背骨が動くようにするのです。
では、なぜ夜中に咳が出やすいのかと言うと
睡眠には、浅い睡眠(レム睡眠)と深い睡眠(ノンレム睡眠)があります。
これが約90分周期で入れ替わると言われています。
この睡眠の入れ替わるときに、寝返りが起きます。
寝返りをする事で呼吸がしやすい体勢へと変えて行きますが、
寝返りしなくなる睡眠では、次第に呼吸が苦しくなってきます。
そこで、咳を出して背骨を動かし呼吸がやりやすいように
反応を起こすのです。
だから、寝ると咳が出やすくなるのです。
風邪になると、長びく方がいますが
それは3つの事を気をつけると改善してきます。
・睡眠時間が短い。
・食事の時間が夜遅すぎる。
・栄養が過剰状態。
意外かと思いますが、栄養が多いと反対に免疫力が低下します。
風邪をひいたら、まず睡眠です。次に水分補給です。
熱が出た時は、熱を下げようとするのでは無く、
風に当たらないように注意してください。
これは、冷たい風だけでなく、暖房などの暖かい風も同様です。
咳や鼻水が少し出始めた時から
睡眠を多くとって体を休ませると、
免疫が早く働いてくれます。
風邪気味かな?と感じたら侮らず、まずはしっかり睡眠をとる事です。