スマホを片手で持ち、長時間にわたって使用することが習慣になると、小指に負担がかかり
痛みや痺れ、指の変形などをもたらす問題として知られるようになったのがテキストサム損傷です。
実際のところ、そういう病名はなく、腱鞘炎の一種です。もともとは海外で生まれた用語で、
本来サム(thumb)とは親指を指しています。背景にはスマホやゲーム機のコントローラーを両手で
持ち、親指を酷使する状況があったことで生まれた名称とされています。日本では携帯電話会社が
スマホの使い過ぎに対する注意喚起の文言を引用したことから広まり、小指に与える負担も含めて
とらえられるようになったため、現在はスマホによる小指の損傷として一部で知られています。
主な症状として、小指がズキズキと痛むや小指の第一関節と第二関節の間が凹むといったことも
起こることがあり、大きなサイズのスマホを小指で支えて持つ人がなりやすいので、スマホを片手で
持ち、小指で引っかけて支えるような持ち方は負担となるので注意しましょう。