女の人が乾燥するのは季節性によるものだけではありません。皮膚や目、そして口など全身に
通じて言えることは女性ホルモンが失われることで、全身のあちらこちらが潤いを失って、乾燥して
いきます。女性ホルモンは、皮膚や粘膜では弾力成分のコラーゲンやエラスチンをつなぎとめる
役割をしています。そのため、女性ホルモンが減少したりすると、皮膚表面が乾燥して薄くなって
しまい、潤いが失われてしまいます。症状の一つであるドライアイは、40代以降の女性の罹患率が
高いです。また、口の中では、粘膜が乾燥することにより歯周病菌が増殖しやすくなると言われて
います。そうした症状を緩和するとされるホルモン補充療法は、女性ホルモンが皮膚のコラーゲン量を
増加させることで皮膚や粘膜の厚みを増し、弾力性を取り戻すことにもつながります。皮膚のかさつき
や痒みの改善にも効果がみられています。お困りの方は医療機関にご相談してみて下さい。