冬でも、暖房がきいているせいか、又は、癖なのか分かりませんが、冷たい飲食物を好む方が結構おられます。お腹を冷やすことは悪いこと、というのは何となく皆さんよくご存じですが、実際体にどういう影響があるのかということをちょっと詳しくお話します。
例えば、氷水の中に手を浸けていると、手がただれたり荒れたりしますね。それを毎日していると、しもやけやあかぎれにもなります。
それと同じことが、胃や腸の粘膜にもおこっています。粘膜がただれてしまうのです。
そうすると、そのただれたところから腸内の菌類が血中に侵入してしまうのです。腸に良いとされている乳酸菌も、血中に入れば異物になりますので、免疫が働いて攻撃します。それが、皮フ炎や鼻炎などの原因になるのです。
それに、心臓からでた血液が脚へいく途中に、お腹が冷えているとそこで冷やされ、冷えた血液が脚へいってしまいます。そうなると、膝や腰が冷えて痛みの原因にもなります。
また、その冷えによって血流が悪くなると、血圧が上がってしまいます。
じゃあ、どうすればいいのか。これは簡単で、冷たい物をやめて、温かい食べ物・飲み物に変えればいいのです。そうすると、今言った事が解消されます。夏はともかくとして、冬ぐらいは温かい飲食物を摂るようにしましょう。