身体の大きな問題があるわけではないのに、何となく不安で何もしたくなくなる。ちょっとした不調を
あれこれ考えすぎて、大きな病気に思えてしまう。これはどちらも全般性不安障害と言われる
状態です。成長期以降、動悸やめまい、手の震えなどが起きるパニック障害が起きることが
ありますが、全般性不安障害のような漠然とした不安にかられて、何もやりたくないし、何も楽しめない
という状態になってしまうこともあります。人に会いたくないので、友人の誘いを断っているうちに
付き合いが疎遠になっていく。誰にも話せないのでますます不安が募り、悪い事ばかり考えるという
悪循環になってしまうことも。全般性不安障害のせいで肩こりやめまいが起こり、状態が進むと、
うつ病やパニック障害などを併発する可能性もあるそうです。今までの自分と違うと強く感じている
ようでしたら、うつ傾向が強くなっています。そういった場合は病院への受診も必要です。一般的には
心配性や神経質な人とも捉えがちですが、強い不安も症状の1つです。少しでも気になる方は
医療機関に相談して下さい。