もちろん、脚腰の筋肉を使わないので衰えてきますよね。
脚に流れていった血液やリンパ液は、歩いてふくらはぎの筋肉を動かし、ポンプ運動をすることによって上半身に帰ります。ですから、歩かないと、血液やリンパ液が脚に停滞してむくんできます。むくむと、新鮮な血液が入ってきにくくなりますので、脚の筋肉は酸素不足になってしまい、冷えや痛みが生じてきます。
それに、脚の血流が悪くなると、ヒザの軟骨の潤いと弾力性がなくなってきます。膝の軟骨は、血液が供給する酸素を受け取ってコラーゲンなどを生成するので、血流が悪くなると、これらの物質を生産できなくなります。すると、動くたびに少しずつ軟骨が剥離していき、その結果、炎症がおきて激痛になります。
そうならない為に、現在まだそれほど痛んでいない人は、外に出て積極的に歩いて下さい。もちろん、無理のない範囲で行なって下さいね。