短気で怒りっぽい人のことを「カルシウム足りてないんじゃないの?」って言うことありますよね?
じゃあ実際どうなのかというと、それはウソです。医学的には、何も証明されていません。では、何故そう言われるようになったのか?
短気な人ってイライラしてますよね。イライラはストレスがかかると起こってきます。そのストレスを強く受けると、身体の反応としては血液中のカルシウムが消費されるのです。だから、カルシウムが不足すると、短気になると言われることになったのだろうという説があります。
でも、人の体って、血液中のカルシウム濃度が減ってもすぐに骨からカルシウムが放出されて、常に一定に保たれるようになっています。
何故かというと、血液中のカルシウムやカリウムなどもそうなのですが、これらの濃度が狂うと心臓などに異常をきたして、命にかかわることも起きてくるからです。そういう生命に関わることに対しては、体はとても敏感です。
日本人のカルシウムの摂取量は、一般的に少ないと言われています。
血液中の足りないカルシウムは骨から摂るわけですから、不足すると骨粗しょう症になる可能性がありますので、気を付けて下さいね。