今日は、健康情報というより、ちょっと医学的なことも交えて話します。
延髄ってあるじゃないですか。あの猪木の延髄切りの延髄ね。
場所は首の上、頭のつけ根ぐらいにあるのですが、めちゃくちゃ重要なところでして、呼吸とか循環とか、生命維持に関する働きをしているのです。
一応、解剖学では、脊髄の上となっているのですが、解剖学って基本的には亡くなった人を解剖して調べられた学問なのです。
だから、生きている状態と多少食い違っているところもあるのです。
それと、昔、ドイツで実験されたことがあって、もちろん当時、許可をもらってやっているのですが、亡くなった直後5分以内に瞬間冷凍をして、生きていた時ってどんな体だったのだろうということを調べたことがあるのです。
そうすると、生命維持に大切な延髄が解剖学では首の脊髄の上となっているのに、実は、頚髄の上から一番と二番目のあたりまで、延髄の神経線維が伸びてきているのが分かったのです。亡くなって15分位経つと、その線維が首の上に勝手に戻ってしまうのです。
このことから、生きている時、頚椎の上から一番目と二番目ってすごく重要な場所だということが分かります。しかし、その部分に、かなり負担をかけ痛めつけるようなことを、皆さん日常的にやっていることがあるのです。
え~っと、時間がないので、続きはまた来週ということで。