今回も引き続き、回復力、いわゆる自然治癒力を高める、自宅で簡単にできる方法の話をします。それは、腰、お腹、足の裏の3点を温めることです。
これから夏にかけて暑くなってきますが、でも、腰やお腹を触ると非常にそこだけ冷たいという方が多くいらっしゃいます。こういう方は、体力、免疫力が少し落ちていて、夏になるとバテやすい傾向があります。
理想はカーボン灯という太陽光に似た波長をだすもので温めるのがいいのですが、そんなもの一般の家庭にはあまりないので、代用として遠赤外線ヒーターでもいいです。なければ、湯たんぽでもいいです。これから暑くなっていくのに湯たんぽ?って思われる方もいらっしゃると思いますが、冷えているところにあてると結構気持ちいいものです。
温める時のポイントは、「汗をかかないように温める」これが重要です。
体温を上げることで免疫力も上がります。しかし汗をかくと体温も下がるので逆効果になります。
腰を温める利点は、その奥に腎臓があります。腎臓の血流がよくなると副腎皮質ホルモンの分泌が促されて炎症のおさまりが早くなります。それに腎臓の血液量が増えれば、高い血圧が下がりやすくなります。
お腹を温める利点は、腸内細菌の乳酸菌を増やすことができます。乳酸菌は高い温度を好む菌なので、お腹を温めると早く腸内乳酸菌を増やすことができ、免疫力を高めることにつながります。
足の裏は、温めることで体の芯を温めることができます。
毎日5分でもいいので、以上のことをしていただくと、治癒力を高める効果があり、夏に向けてバテにくい体をつくっていけます。
是非やってみて下さい。