ハンマー投げや砲丸投げ、テニスの競技テレビで見ていると・・・
「声」を出しているシーンを見た事があると思います。
気合が入っているなぁ~
と、思って見ている方も多いと思うのですが、実はアレには深い意味があります。
身体を動かす信号は「大脳」から発信されます。
(どの筋肉をどう動かそう?こんなフォームにしよう。等)
ただ、大脳の働きには「意識」にも関係しているので
(上手くできるかな?失敗したらどうしよう・・・、あの人には絶対に勝ちたい)
等の感情にも関係します。
ですので、体を動かす信号と、意識が混ざってしまい、それが力みになったり、上手く体を動かせなくなる原因になります。
しかしながら、声を出す事によって「意識」の部分に関係する大脳の働きが鈍くなるので、体を動かす信号が筋肉にスムーズに伝わります。
そして、もう一つ関係が部分があります。
それは「小脳」です。
小脳は無意識の運動を司る部分です。
誰しも最初は乗るのに苦労した自転車・・・今では特に意識しなくても、乗れるようになっている。
それが小脳の働きです。
小脳の特徴は、耳から聞いた情報が直接伝わる事です。
(他の情報は一度大脳を経由してから、それぞれの場所へ伝わります。)
なので、音のリズムと体の動きをイメージする事で、スムーズに筋肉を動かす事が出来るようになるのです。
この方法は運動に限らず、日常生活にも組み込めるので是非皆さん使ってみてください。