「腕組み」は、なんとなく評判よくないですね。「偉そう」とか「ひとを拒む」しぐさとか言われています。
でも実は、胸の緊張がゆるむ姿勢なのです、そして呼吸が深くなって落ち着くのです。
ひとに対して緊張しているとき、リラックスしようと腕を組んだりします。また、ちょっと無理に平静を装おうとして腕を組むとかえって威張って見えたりすることもあります。もともと、気を落ち着かせたいとき、じっくり考えたいときに腕を組むのです。
腕組みの姿勢で手が触れる「肘」のまわりには敏感な反応ポイントが集まっているので、それぞれにふわっと触れることで身体の反応を活性化することができます。
いくつか紹介しましょう。
①胸部反応点(肩と肘のちょうど真ん中)
胸の緊張をゆるめ、気分を落ち着かせる(肩先の重さ、疲れをとる)。アレルギーや過剰な炎症反応を鎮める。
②上腕部反応点(肘のすぐ上の外側、くぼんだ所)
みぞおち周辺の緊張がゆるむ(リラックスする)。消化器の働きがよくなる。
③曲池(肘の外側の骨のとがったあたり)
内分泌系(ホルモンバランス)の安定。ストレスの緩和。
④手三里(肘近くの筋肉のふくらみの中。押すとピリッと痛い)
肩、肩甲骨まわりの緊張をゆるめ、胸が広がりやすくなり、呼吸をしやすくなる。
以上のポイントを腕組みしながら、触れておくだけでいいのでカンタンです。
ぜひお試しください。
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