体学的にみると、月経は排泄行為です。排卵が行われたの
に受精が行われないとき、子宮の内側の粘膜は出血ととも
にはがれて落ちます。骨盤の動きがよい人は、28日周期
ぐらいで不要になった粘膜を捨ててしまいがちですが、骨盤の動きが悪い人は捨てる行
為がスムーズにできなくて、痛みが出たり、残ってしまったものを次回に持ち越したり
します。骨盤には腸骨という大きな骨があって腰を中心にしてつながってできていま
す。この腸骨に柔軟性があれば健康な状態ですが、硬直してると月経のとき不快感が強
く出たり、周期が乱れたりします。今回は、骨盤の柔軟性をつけ、位置を整える体操。
①仰向けに寝て、膝を曲げる。
②膝を開いて足の裏の間をこぶしひとつぶん開け、その状態からゆっくり足を伸ばす。
③かかとを外側に突き出し、つま先を内側に向けた姿勢で、かかとを左右交互に小さく
突き出すようにして伸ばす。
④足を下ろしていく途中、床から10cmほどの高さで止め、③と同じ動作をする。そ
の後足を下ろして閉じる。1日2回(朝晩)が目安。
動画はこちら(クマさんが体操で大活躍?!)