ささいなきっかけを引き金にして突然、痛みをともない肩が上がらなくなる。そんな苦しい症状でありながら、漠然と「四十肩・五十肩」といわれ、診断されてそのままの状態・・・このような方、多いと聞きます。
今回は、「四十肩・五十肩」の痛みを緩和する効果がある、こわばった肩関節の動きをよくする体操を紹介します。
この体操で、腕の角度を調節して肩関節を直接刺激しつつ、肋骨を持ち上げて、肩の可動性を高めていきます。
(手順)
① ひざ立ちになって背すじを伸ばし、肩口に片手の親指を軽くあてる。ひじを肩の高さまで上げていく。(肩のくぼみに親指をあてる。指の位置がズレないように)
② 親指を肩から離さず、引っかかりを感じるまでひじをゆっくり開く。
③ 前腕をゆっくり伸ばしながら、指を一本ずつ伸ばす。(人さし指から順に開くことで前腕の筋肉がロックされ、背中に力が集まりやすくなる)
④ 腕全体をひねりつつ、肩の力が集まる位置を見つける。指先方向へ数回、腕を伸ばす。(ひじから回すようにすると引っかかりを見つけやすい)
⑤ できるだけ後ろを通るように、ゆっくり手を下ろす。反対側も同様に。(背中と肩に力の集まりを感じながら、10秒かけるつもりで下ろしていく)
終了後、深い呼吸とともに、胸が張れるように開き、肩が軽く感じられればOKです。
体操中、痛みが強くなる場合は、無理しないでくださいね。
かんたんなので、ぜひお試しください。
動画はコチラ→「ぺ先生のパントマイム(?)付き」