あさひ鍼灸整骨院の荒木 人伺 です。
一般的な知識として、やけどをした場合にはまず流水で冷やすと思われていますが、急な冷却はかえって傷口を悪化させる事になります。
整体的には流水では冷やしません。
では、どうするのか?
その前に流水で冷やすのはなぜ良くないのか? ということですが、その理由としてましては水では患部の微妙な温度変化に対応できないからであり、ベストな方法としては手の温度を利用することです。
人間の体温は一定であると考えたとき、やけどをした部分というのは高温になっています。
熱いものと冷たいものを触れさせると、熱いほうから冷たいほうへと熱が移動していって、やがて均一な温度になりますよね!
その原理を利用して、やけどをした部分に健全な手をかざすと、高温⇒低温へと熱が移動するので、傷口がきれいに早く治ります。
やけどをした部分が赤いけど、水ぶくれになっていない状態では、余裕があればサランラップを傷口の部分だけを穴を開けて覆ってください。
そして、傷口の部分にかるーく手を当てておいてください。
もし傷口が触れると痛い場合は、ほんの少し浮かした状態でかざしておいてください。
そうすることで、早くきれいに治っていきます!
最近では切り傷やすり傷は、ガーゼを当てて毎日消毒するよりも、ラップのようなものを覆って放っておくほうが早く治ることが一般に知られてきました。
消毒することによって、正常な細胞まで破壊してしまうから治りが悪くなるのです。
人間に本来備わった自然治癒力。 もっともっと自分の自然治癒力を信じてもいいのかもしれませんね。