一般的に、ぎっくり腰は椎間板や椎間関節に大きな刺激が加わる、あるいは刺激で飛び出たヘルニアが神経を刺激する、などが原因と考えられています。
しかし現代人の多くは、日常生活で腰に強烈な負担をかけ続ける動きからは縁遠いはず。にもかかわらず発症する人が多い理由は腰の筋肉にあります。
発症のメカニズムとしてはまず、心理的ストレスから大脳が緊張し、胃に影響します。胃の硬直が周囲に広がり腹直筋の力がなくなり、体幹の動きが制限され、下丹田の弛緩、腰椎への負担が重なって耐えきれなくなり、突然激しい痛みに襲われると考えます。
そこで今回は、腰が弱ると呼吸が浅くなり、下腹まで使った呼吸ができないということで、下腹の動きを取り戻し、呼吸を深くさせ、下丹田を刺激し腰を蘇らせる方法を紹介します。
(手順)
① あお向けになり、お尻の下に手を入れて腰にアーチをつくる。
② 下丹田(恥骨から指3本分上)に指先を当て、大きく息を吸い込む。4~5回大きく呼吸する。
③ 息を吐ききってから、下腹を70%~80%ほどふくませる。胸のあたりで浅く呼吸して耐え苦しくなったら下腹へ息を入れる。(浅い呼吸を繰り返すことで、ふだんは意識することの少ない下腹部が刺激される。うまくいくと、そこまで呼吸が入る感覚で深く息が吸えるようになる。)
以上です。
ぜひお試しください。
動画はコチラ→「ぺ先生、白衣のままで・・・」