実は、腰が弱くなり骨盤が後傾すると、身体のバランスがくずれ、脚を前に運びにくくなります。股関節の動きも悪くなり、お尻から股関節へつながる「大臀筋」が弱ってきます。
そこで今回は、これを緩和する体操を紹介します。
(手順)
① あお向けになり肋骨を持ち上げるイメージで腕を上げていく。
② 手の甲とひじを床につけたまま、指先が目の高さくらいになるまでひじを下ろす。そして、手のひらを外に向ける。
③ リラックスしたまま床をすべらせるように、左ひざを開き、上げていく。
④ ひざを胸のほうに引きつけてから少し戻す。
⑤ 太ももや腹筋をリラックスさせ、ゆっくり脚を伸ばしていく。(脚全体の重みが腸骨に乗る感覚で!脚に力を込めて下ろすと股関節が固まり、脚の重みが腸骨に乗りにくくなるので注意しましょう。)
⑥ 左側の腸骨に力が集まったまま、斜め後ろ上方向にゆっくり脚を伸ばす。(10秒くらいかけて、脚とともに手も下ろしていく。)
⑦ 腰のアーチが強調されるように脚をゆっくり下ろす。同時にひじを下ろし、最後に前腕も下ろしていくと、腰椎をしっかり刺激できる。
⑧ 終了後、下腹部に大きく息が入ればOKです。反対側も同様にして下さい。
以上です、極(き)まれば朝晩一回ずつでOKです。ぜひお試しください。