立ち上がる、一歩踏み出すなどの動き始めに腰が痛むという方をよく診ます。たいがい原因不明とされがちで、おもに湿布や痛み止めを処方されることがほとんどです。
このように、動きにくくなった骨を無理に動かすと、体は反射的に筋肉を硬直させるために痛むことがあります。
なので今回は、可動性のある骨を動かして、可動性の悪い骨を間接的に刺激し、全体をゆるめ、痛みを消失させる体操を紹介します。
(手順)
① あお向けになり、リラックスしてひざを抱えます。
② ひざをゆっくり動かして胸に近づけます。痛みを感じたら、その手前まで戻します。
③ 脚を前後左右に小さく動かします。(大きく動かすと、体の表面にある筋肉が動くだけ。これでは、動きにくい骨を刺激できません。かすかに動かす程度でOKです。)
④ ひととおり動かしたら、腰のアーチを保ったまま、ゆっくり下ろす。
⑤ 終了後、下腹部に大きく息が入ればOKです。
かんたんなので、ぜひお試しください。