日本人の体形は、もともとお尻(骨盤)が下がっているため、腰の筋肉や骨への負担が大きく、腰を傷めやすい構造です。そのせいか、ぎっくり腰は体の前触れもなくやってくるのが特徴だと思われがちですが、原因は長期間の腰の筋肉の疲労です。腰には5つの骨(腰椎)があり、これらは本来自由に動くものです。
ところが、筋肉が疲労を起こして硬直してくると、筋肉と常に連動している骨の動きも徐々に悪くなり、それが限界まで達すると突然動けなくなってしまうのです。
そこで今回は、ぎっくり腰体操を紹介します。
(手順)
① あお向けに寝て、つま先を前後に動かします。
② つま先を左右に振ります。
③ 片足ずつひざを曲げ、かかとをお尻のほうに引き寄せます。痛みの強いときは、ひざを少しだけ上げる程度から始めます。
以上です。
痛みが強いときは①と②だけを、動けるようになったら③を加えるというように、体操の程度を徐々に上げていきます。決して無理をしないでください。
回数の目安は、1回1セットの1日2回です。
かんたんなので、ぜひお試しください。