身体の衰えと血管の老化には深い関係があります。年を重ねて身体を動かすのが億劫になり、
動かないでいると、柔軟性を失い、関節の可動域も狭くなり、硬く弾力性のない身体になります。
このような運動機能の衰えは、身体の内側の血管でも進んでいきます。血管が弾力性を失って
硬くなると、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などのリスクが高まることになります。特に、身体の硬い人
は血管も硬いと言われることが多いですから、注意が必要ですね。そこで今回,ご紹介するのは
ストレッチと鍛えるのを融合させた動きです。これを行う際のポイントは、呼吸を止めず、息が上がり
過ぎないような負担のないようにすることです。余計な力が入ると、筋肉を一時的にではありますが、
グーと締めつけるようになり、血圧が上がってしまいます。ゆっくりスムーズに行うことが血管には
良い運動になります。血管の細胞が生まれ変わるサイクルは、約1000日と言われています。なので、
血管を若返らせるには時間がかかります。でも、大丈夫です。これを続けて身体の内側から一緒に
若返らせましょう。 →「焦らず、力まず、根気よく」
