「便ぴ」は一般的には、腸の蠕動運動が鈍って便が直腸へと運ばれなくなるからといわれていますが、他に胃の衰えが便ぴの要因と考えられています。
胃が疲れると消化器全体の蠕動運動が弱くなるため、食べ物がスムーズに運ばれなくなります。それでも私たちは、食事をとりますから、それまで停滞していた食べ物は、仕方なく食べた分だけ腸の奥へ奥へと送られていくようになります。そんな状態が続くとさすがの腸も疲労しきってしまって蠕動運動が鈍り、便ぴになるのです。
なので今回は、便ぴに効果のある体操を紹介します。
(手順)
① あお向けに寝て、左ひざを曲げる。ひざ頭を体の中央に向け、へその真上にくるように、両手で抱え込む。
② 左脚は伸ばそうとするように、両手はさらに抱え込もうとするように、それぞれ力を入れる。(つま先を外側に向けて、足首を動かさない)
③ しばらくこらえたら両手を離し、左脚を勢いよく伸ばす。
④ 足が床についたら全身の力を抜く。2~3呼吸分、間をおいて次のセットに入る。
重要なのは、左下腹部を圧迫状態から一気に開放させることです。
これを、朝・晩2回ずつでOKです。
また、体操終了後、左下腹部に蒸しタオルを当てるとより効果的です。
かんたんなので、ぜひお試しください。