おもに四十代、五十代の人がなる症状で、医学的には「肩関節周囲炎」「肩関節硬縮」といいます。
整体でいう四十肩は、たいていは3ヶ月ほどで自然回復しますが、最近は症状が進行していく肩関節の異常も見られます。最初はある角度で感じる痛みだけですが、徐々に肩を動かさなくても痛むようになります。これは肩の関節内部に石灰分が沈着して起こるとされています。こうなると回復が困難を極めますので、専門家に診てもらいましょう。
今回は、「肩の体操」を紹介します。この体操は角度が重要なので、動画も見ながらゆっくりと、左右交互に行なって下さい。
(手順)
① ひざ立ちになり、親指を立てて手を軽く握る。脇を軽く締めたまま親指の先を肩口に当て、ひじをゆっくり前から上げていく。ひじは肩幅よりも広がらないように。
② 親指を軸にひじを外側に開く。ひっかかる感じがあったら、そこで止める。
③ ひじを軸にして腕をゆっくりと伸ばす。伸びきったら、そのまま人差し指から順に指を開く。重要なのは、なるべく背筋を伸ばして行うと焦点となる骨盤に力が集まりやすくなります。
④ 指をすべて開いたら、手首を外側、内側にひねりながら、肩にもっとも力の集まる角度を探す。見つけたら指先方向に腕を伸ばし、その力を今度は一瞬でポンッと抜く。これを2~3回繰り返す。重要なのは、力を抜くときは腕を下ろさず、指先方向に引っ張られた力を抜くようにしてくだい。
⑤ できるだけ腕を後ろに回すようにして、ゆっくりと下ろす。
以上です。
この①~⑤を、朝・晩各2回でOKです。
ぜひお試しください。