ぎっくり腰は、「重い物を持ったとき」などに突如起こるように思われますが、それは単なるきっかけにすぎません。そこに至るまでに、腰は極度に疲れて硬直しているのです。それに気づかず過ごしていると、硬直した部分は上体の重さで圧迫されていきます。
ぎっくり腰は、腰椎の1番、3番、5番を中心に発生することが多いので、痛みが出たら、そこを中心に蒸しタオルを当てます、8時間おきに数回ずつ行えば、痛みの取れ方がかなり違うはずです。
そこで今回はぎっくり腰や激しい腰痛に即効性のある体操を紹介します。これは、硬直した腰の筋肉や骨をゆるめ、痛みを緩和します。無理せず、少しずつ動かして徐々に脚を伸ばしていくようにしましょう。
(手順)
① あお向けに寝て、両脚を伸ばす。床から15度くらいの高さまでゆっくり足を上げて、かかとを突き出すようにアキレス腱を伸ばします。
② 右脚、左脚を交互に曲げ、かかとから前に出すように動かす。ちょうど自転車をこぐ動作と逆の動きをします。
③ 足を動かしながら少しずつ角度をつけていき、真上まで上げていきます。(上げにくい角度があったら、その位置でゆっくりと動かします)
④ 足が真上まで上がったら、今度は同じ動作を繰り返しながら下ろしていきます。
⑤ この動作を2往復します。
これを、朝・晩、各2回でOKです。
また、腰の痛みが激しく、足を動かすのが難しい場合は、ひざを少し曲げて足の回転を小さくするといいです。
以上です。
ぜひ、お試しください。