肝臓が弱る原因は、アルコールのとりすぎだけではなく、胃腸が疲労して十分な栄養補給ができなかったり、過度のストレスによるものだったり、と多岐にわたります。
なかでも特に注意しなければいけないのは、腎臓が弱ったことによる肝臓への影響です。解毒後に運ばれる先の腎臓が弱っていると、本来不要で排泄しなければいけない毒物が肝臓の中に溜まってきてしまいます。途中で腎臓が回復すればまだいいのですが、そうでなければ毒物の行き場所がないわけです。
毒物は肝臓に一定以上溜まると血液中に溶け出してしまいます。それが血液によって体のさまざまな箇所に運ばれていきます。その中にあるのもが皮膚の柔らかい部分へと運ばれ、吹き出物として体外にでた場合に、アトピー性皮膚炎と呼ばれたりするのです。また、過度なストレスで肝臓が弱り、まるで胃潰瘍のときのような下血を起こした例さえあります。
なので今回は、肝臓を強くする体操を紹介します。
(手順)
① 左腕をななめ前方に伸ばして腕枕し、左向きに寝る。左脚は伸ばしたまま力を抜き、右脚は少し前に出す。
② ①から右手をまっすぐに伸ばし、頭上へと上げていき、途中で引っかかりを感じたら、そこで止める。
③ 腕ごと指先で円を描くように小さくごくゆっくりと腕を回転させる。(腕を回転させている際、肋間を伸ばす効果を上げるために、右足はつま先をできるだけ上げ、アキレス腱を伸ばすようにかかと方向へと脚を伸ばします)
以上です。
かんたんなので、ぜひお試しください。