腰椎3番は体のねじりを司る箇所ですが、ここが硬直していると、体がうまくねじれないため、ひざを軸に体をひねるようになります。本来、ひざにはねじりに対応する機能がほとんどないため、ひざへの負担を軽減させようと筋肉を硬直させ、痛みを感じさせているのです。
こうした痛みは、ストレスや過食、腎機能の低下などから腰椎3番が硬直して、ひざに症状が出るという流れもあるので、その根本を見つけ、改善することが完治への第一歩でしょう。
その根本で多いのが、股関節です。
今回は、股関節を調整し、ひざにかかる負担を減らすための体操を紹介します。
(手順)
① 足を前に伸ばして座り、手を伸ばしてつま先をつかむ。なるべく腰を伸ばすようにする。(つかめない人は、足首より少し上をつかんでもいいです)
② つま先に手を添えたまま、かかとを突き出すように前に伸ばしながら、腰を小さく前後に動かす。
③ お尻、太ももの裏、ふくらはぎが伸びているのを確認しながら、ゆっくりと数回繰り返す。
以上です。フローリング、あるいは畳の目に沿った方向で座って行うと滑りも良く、負担が軽減されます。
力をかける方向に十分注意しながら行ってください。