日常生活ではあまり腕が疲れると感じている方は少ないかもしれませんが、実はかなり疲れているのです。特にデスクワーク主体の方に関して言えば、デスクに腕を乗せているだけでも疲れています。また、マウスやキーボードで指先しか動かしていないと思っていても、それも腕の疲労の原因です。
それではちょっとテストしてみましょう!!
座っている状態でも、立っている状態でもかまいませんので、腕を肩の位置に水平にして下さい。その状態で1分もしないうちに肩から二の腕が疲れてしまう方は、かなり腕が疲れていると思われます。
なので今回は、腕が疲れている人に最適な体操を紹介します。この体操は腕の疲労によって外側へ引っ張られている肩甲骨を元の位置に戻し、また胸郭を開くことで呼吸も楽になります。
(手順)
① ひざ立ちになり、脚を腰幅に開く。腕をまっすぐ伸ばしたまま、両腕を頭上に上げる。
② そのまま肩甲骨を背中の中心に寄せるようにしながら手のひらを外側に返します。(体を後ろへ反らせすぎたり、前に傾けすぎたりしないように気をつけましょう)
③ ひじは左右交互に動かす。曲がっているほうの肩甲骨に力が集まっている。
④ 肩甲骨を背中に寄せるようにしながら、腕を左右に開く。どこかで抵抗感が大きくなり、引っかかる部分が出てくる。そこで腕を止める。
⑤ 高さを保ったまま、指先で小さな円を描くようにゆっくり数回腕を回転させると、さらに腕が下ろせるようになる。
⑥ 胸を張って腕を伸ばしたまま、後ろから腕を下ろす。背後に楕円を描くような軌道になる。そのまま2~3呼吸こらえてから力を抜く。最後まで肩甲骨どおしの間を意識する。(胸を少し張るようにすると目的の箇所に力が集まりやすくなります)
以上です。
動画を参考にしながら、ぜひお試しください。