からだを柔軟性にして、冷え性を改善する方法


今回の動画

冷え性を訴えるのはほとんどが女性で、手や足先が冷たく感じるのが主な症状ですが、中には手足が冷えて夜眠れないという人もいます。

整体では、からだの中で温度調節(胸椎4、5番に関連)がうまくできないために、末端部である手指や足先が冷たくなって冷えを感じると考えています。また冷え症の人は、必要以上に寒さや冷たさから自分のからだを守ろうとする働きが強くなっているために、からだが硬直して温度に適応できなくなっているとも考えられます。さらに、外界の温度変化からからだを守ろう、守ろうとエスカレートしてくると、ますます変化についていけずに冷え性が進むという悪循環をおこします。

健康な人には、寒さを感じてもそれを十分に受け入れられる体力があるのですが、冷え性の人のからだは硬直して柔軟性がないので、冷えの感覚をからだの中で解消できないのです。

なので今回は、からだを柔軟性にして、また冷え性の人は肺の機能も衰えているので、呼吸器系を強くする体操を紹介します。

(手順)

① ひざ立ちし、お腹の前で両手のひらを上に向け、四指を組みます。親指は両方とも遊んだ状態です。

② 組んだ両手の四指とも指先を手のひらにつける気持ちで曲げ、第二関節どおしをはさむように組み合わせ、腕の力の抜きます。

③ 組んだ指を崩さないように、ひじを曲げないで、両耳に沿うようにしながら両手を真上に上げて伸ばします。(下がった肋骨が引き上げられる)

④ 上体が前かがみにならないようにひじを後方に引きながら腰をしっかり反らせ、組んだ両方の手のひら側を後頭部のくぼみ(延髄)にあてます。

⑤ ④の姿勢を崩さずにあごを引き顔をまっすぐ立てるようにして、腰をしっかり反らせながらひじをできるだけ後ろに引きます。(胸部が開き、肩甲骨が背中の中央に寄って、下がった鎖骨も上がる)

⑥ ⑤の姿勢を崩さないように、胸を張りながらひじをゆっくり小さく左右に傾けます。このとき、傾ける反対側のひじは後ろに引きぎみにします。(傾ける側の反対の大胸筋がよく伸ばされる)

以上です。冷え性がひどく眠れない人は、夜寝る前の「足湯」が効果的です。これは、足首までの部分浴ですが、足だけでなく手の血行もよくします。

動画を参考にしながら、お試し下さい。


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