眼精疲労は、目を酷使することで目そのものに症状があらわれます。原因は、もちろん目にある場合と、からだのどこかの異常によってあらわれている場合があります。
整体では、目は脳の一部が外に出ているものととらえています。これは、脳死の判定に目の瞳孔が開いていることが基準になっていることでもわかり、目は見たものを脳に伝えるだけでなく、脳というコンピューターの状態を外に教える役目も果たしています。つまり脳の異変を、目が教えてくれているということです。
脳は休むことなく働くコンピューターなので、非常に疲れやすく、その疲れは脳を直接支え守っている頭蓋骨を下げ、さらにその下にある視神経を圧迫して目にあらわれてくるのです。後頭部の下がりが、頸椎1、2、3番に影響します。
なので今回は、眼精疲労の解消法を2つ紹介します。
一つ目は、眼球をぐるぐると動かし延髄の働きをよくすることです。この延髄は視神経をつかさどり、眼球を動かすことで刺激されます。
二つ目は、遠くを見てから近くを見るという動作を行います。これは目の焦点を遠くに合わせたり、近くに合わせたりしながら刺激を与えることで、目だけでなくそれを見ようと働く視神経、さらには脳の働きまでも活発にします。
以上です。
しかし重要なのは、やはり目を休養させることです。目は本来、外からの刺激を苦手とするので、パソコンなどに向かっているときも長時間モニターを見続けるのではなく、ときどき休ませましょう。
お試しください。