血圧が高くなるのは、塩分を摂りすぎるからだということで、減塩のことばかり考えて食事をしている方が結構おられますが、それはあまりにも偏った考え方で、塩分の摂りすぎで血圧が上がっている人なんてほんの一部です。
塩分の摂りすぎで血圧を上げようと思ったら、めちゃくちゃ塩を摂らないといけません。
血圧が上がるのは、塩分のせいだけじゃなくて「冷え」や「高血糖」、あと「緊張」などが上げられます。
特に、朝の起床時に血圧が上がるのは、“明け方の冷え”が原因です。ちなみに、明け方に喘息や心臓病の発作が起きるのも寝ている間に身体が冷えることが原因だと言われています。
それに、減塩のし過ぎで体液の塩分濃度が足りないと神経伝達がスムーズに行えず、精神が不安定になったり、自律神経失調症の原因にもなってしまいます。また塩には、カビや腐敗を防ぐ作用もありますので、体液が正常な塩分濃度なら体内にはカビは生えません。水虫やカンジダ性膣炎になったり、便やおならが臭いのも、体液の塩分濃度が足りない為に起こることが多いのです。
では、自分は塩分が足りているのか、不足しているのかが分からない時にはどうすればいいのか?簡単な方法としては、塩を直になめてみることです。甘味を感じたら足りていない、辛かったら足りているということが分かります。体調によって感じ方が全然違いますので、一度試してみて下さい。