汗をかかず、エアコンなどに頼りすぎていると、体がどんどんこわばって冷えていく「低体温症」になる怖れがあります。
体がどんどんこわばって冷えていくと、背骨が硬直。そのため汗をかきにくく、夏場や運動後などの体温調節機能がはたらかなくなります。体内の水分調整や体温調整をになう「腎臓」も硬直し、これらの機能が低下。運動で汗をかくこともなく、エアコンにより寒暖を感じることなくすごせる生活環境だと、「腎臓」は生命維持に影響ない範囲で怠け始め、低体温症となります。
近年は34^35度台の人が増えており、凍傷の初期段階一歩手前の状態です。
そういうわけで、今回は低体温症に効く、予防にもなる、「仙骨を正しい位置へと導く体操」を紹介します。骨盤の背中側中央にある仙骨が正しい位置へ導かれると、神経系が刺激され、泌尿器系や生殖器系の症状に効果をもたらします。
(手順)
① 机などに手をつき、力を抜いて立つ。(腰は反り、アーチをつくる)
② 左脚を後ろ側へ、ひざが直角になる程度まで上げる。(上体を傾けたり、ねじったりすると仙骨を刺激できない。背すじは伸ばしたまま、手には力をいれないこと)
③ ひざを曲げたまま、太ももを後ろに持ち上げていく。(足首は直角に曲げて、太ももを上げる。お尻の筋肉を締めるようにする)
④ 脚を軽く開き、アキレス腱を伸ばすイメージでかかと方向へ伸ばす。そのまま10秒キープ。
⑤ 脚をゆっくり下ろしたら、反対側も同様に。
下腹部まで大きな呼吸が入り、腰に安定感があればOKです。
かんたんなので、ぜひお試しください。
動画はコチラ→「ぺ先生のお尻が・・・」