指の第2関節が太くなり、変形するのがプジャール結節です。指の第2関節がこぶのように腫れて
変形を生じる疾患です。更年期以降の女性に見られ、遺伝性発症が多いのも特徴です。
お母さんやおばあちゃんの指も、そういえば変形していたと言うケースも多いです。自覚症状は
痛みと腫れですが、痛みの程度は個人差があります。包丁やつり革を握る時、雑巾を絞る時に
痛いと言う人が多いですが、痛みより前に第2関節だけが太くなり、指輪が入らなくなった事で
気づいたと言う人もいます。関節の痛み、腫れと言う点ではリウマチと症状は似ていますが、
原因は全く別の事です。リウマチは免疫機能の異常が原因と分かってきましたが、プジャール結節は
原因不明とされていました。それが最近になり、女性ホルモンの乱れや低下が関係すると考えられて
きました。ただ、初期症状では判断がつきにくいので、まずリウマチの検査を。そこで陰性で
プジャール結節だったり加齢のせいだからと仕方ないと諦めず、医療機関の受診をして相談して
下さい。